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従業員による患者情報の無断取得、通報あるも対応に問題 - バイエル薬品

これら患者情報は、医師の講演資料やアンケート調査に対する考察論文への活用を目的に取得したものと説明。一方で集計は同社従業員が行ったもので、さらに集計ミスによって不正確な情報が掲載されるなど、個人情報の取得以外にも学術活動における倫理上の問題があったという。

また今回の問題について、関連する従業員より2015年5月に通報が行われ、把握していたものの、適切に対処が行われていなかったことを明らかにした。

通報後に同社コンプライアンス部門による調査を実施する一方、個人情報保護法違反の可能性について考慮しておらず、論文の取り下げなど行ったものの、所管官庁への報告などは行っていなかった。

同社は情報取得にあたり、個人情報保護法に抵触した可能性が弁護士よりなされたとし、定期的な従業員研修を実施したり、アンケート調査の社内規定を策定するなど、再発防止策を講じるとしている。

(Security NEXT - 2017/07/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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