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ラック、複数顧客環境で「WannaCrypt」被害を確認 - 百数十台規模

ラックは、5月12日以降における「WannaCrypt」の影響について、組織内部での大量感染は、情報の損失はもちろん、業務の停止、対応時における社内の混乱などが生じると説明。

またITガバナンスが十分ではない組織が影響を受けやすいとし、具体的な特徴として、「IT環境の管理が不十分」「アップデートの適用管理が行われていない」「セキュリティ対策製品の利用が限定的」「コンピュータ機器の持ち出しや持ち込み管理が不十分」であることを挙げた。

さらに技術者や担当者の不在、インシデント対応体制なども不十分であることも多いと指摘。今後、亜種が発生する懸念などもあるとして、同社では対策方法などを公開し、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/05/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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