Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

JavaScriptマルウェアが減少、実行ファイルやPDF形式が増加 - ESET

マルウェアのファミリーごとに見ると、情報を窃取する「Kryptik」が17%で最多。多数の亜種が確認されているが、なかでも一部亜種が写真の送付や運送会社を装う日本語のばらまき型メールに添付され、ゴールデンウィーク直前の4月27日から28日にかけて集中的に流通したという。

ダウンローダとして動作するJavaScriptベースの「JS/Danger.ScriptAttachment」が15%。さらに他マルウェアを感染させるPDFファイル形式の「PDF/TrojanDropper」が14%と僅差で続いた。複数の亜種が検出されており、ランサムウェアの感染を狙った亜種も確認されている。

情報窃取を試みる「Win32/Spy.Ursnif(8%)」や、ブラウザに偽の警告を表示して騙し、有料のソフトウェアやサービスの利用に誘導する「HTML/FakeAlert(6%)」なども検出されている。

(Security NEXT - 2017/05/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
2023年4Qにおけるtelnetの探索、12月下旬は10月初旬の3倍に
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
悪意あるファイル、1日あたり約41万件 - 前年比3%増