Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NSA由来の「EternalBlue」、悪用は「WannaCrypt」より「Adylkuzz」が先 - 狙いは仮想通貨

ランサムウェア「WannaCrypt」が悪用していたとして注目されたエクスプロイト「EternalBlue」だが、「WannaCrypt」より先に、別のマルウェアで悪用されていたことがわかった。

「EternalBlue」は、米国家安全保障局(NSA)から流出したとされるエクスプロイト。マイクロソフトが3月に公開した月例セキュリティ更新「MS17-10」によって修正された「SMB v1」の脆弱性「CVE-2017-0145」を悪用する。

「WannaCrypt」では、ネットワークを経由し、同脆弱性を悪用して脆弱性を解消していない端末に伝播していくワームとしての機能を備えていたことから、感染拡大の一因となった。

「WannaCrypt」の特徴とも言える同脆弱性の悪用だが、「WannaCrypt」の拡散より以前に、「Adylkuzz」が感染活動で同脆弱性を悪用していた。感染すると、仮想通貨である「Monero」を攻撃者のために稼ぐため、感染端末のリソースを浪費する。

20170519_ad_001.jpg
「Adylkuzz」の検出数(グラフ:ESET)

(Security NEXT - 2017/05/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサムに感染、データ損害は確認されず - シミックグループ
米政府、北朝鮮関与攻撃グループに経済制裁措置
CODE BLUE 2019の全講演が決定 - 政策から話題の脆弱性までテーマ充実
2019年2Qのランサム新亜種1.6万件 - 前年同期から倍増
約300台のワーム感染や偽決済画面設置の原因は? - 実例を解説
ゲーマー狙うランサムウェア「Syrk」に無償復号化ツール
個人向けバックアップソフトに新版 - クラウドへの自動コピーに対応
ランサム「ZeroFucks」「LooCipher」の被害者向けに復号ツール
「No More Ransom」が3周年 - 犯罪収益1.1億ドルを阻止
ランサムウェア「Ims00rry」の無償復号化ツールが公開