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注目事件へ便乗するマルウェアメールに注意を - 「WannaCrypt」騒ぎにも便乗か

サイバーセキュリティに関連する業界団体「ICT-ISAC」など公的機関を装い、端末がマルウェアに感染しているなどと不安を煽って、「マルウェア除去ツールの配布」とだまして、マルウェアへ感染させる攻撃も発生している。

同攻撃では、受信者の環境でマルウェアの感染が確認されたなどと説明。指示に従って作業を行うよう促すが、実際はメールの指示に従うことでマルウェアに感染するものだった。

また、セキュリティベンダーが公表したホワイトペーパーに便乗し、添付ファイルにバックドアを仕込む標的型攻撃なども発生している。

5月に入って大きな話題を集めているのが、ランサムウェア「WannaCrypt」だ。世界的に感染が確認されており、一般メディアでも大きく取り上げている。

(Security NEXT - 2017/05/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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