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トレンドマイクロ、MSSとの協業強化 - IoT分野に注力

また同社は、1月にエンドポイント向け製品「ウイルスバスターコーポレートエディションXG」をリリースし、従来技術とAIなどあらたな技術を組み合わせたコンセプトとして「XGen」を発表しているが、ユーザー保護、クラウドおよび仮想化、ネットワーク防御の3分野における他製品についても同様のアプローチを推進していく予定。

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「XGen」ソリューションの展開予定(表:トレンドマイクロ)

さらに同氏は、IoT分野として「スマートファクトリー」向けのソリューションを挙げ、工場ではインシデントが発生すると被害が多額に及ぶ可能性があるとセキュリティ対策の重要性を強調。すでに2016年の段階で複数の企業に対して工場のインシデント対応支援を実際に提供したことを明らかにした。

こうした支援は、同社にとって2016年がはじめてではないが、同氏によれば、2016年に同社より支援を受けた企業は、経営層がトップダウンでセキュリティ対策を積極的に推進するなど、従来と異なる傾向が見られたという。

同社では、スマートファクトリー分野以外でも、自動車分野におけるSDKの提供、パートナーとともに家庭向け製品を展開するなどIoT分野へ注力していく。

(Security NEXT - 2017/03/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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