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2016年下半期はメール経由の攻撃が2.5倍 - 9割超が「Locky」感染目的

「Locky」は英語ベースの攻撃が中心で、「件名」や「添付ファイル」に日本語を利用したメールに限定すると、オンラインバンキングの認証情報を狙い、「URLZone」「Shiotob」としても知られる「Bebloh」と、「Gozi」「Snifula」「Papras」といった別名を持つ「Ursnif」で97.8%を占めたという。

一方、同期に検知したウェブ経由の攻撃は257件で、前期の584件から半減。攻撃に使われたエクスプロイトキットでもっとも多かったのは「Rig」で、前期の6.2倍となる219件を観測した。

同キットはおもに「Flash Player」と「Internet Explorer」の脆弱性を悪用するが、同期は「Flash Player」の脆弱性を悪用するケースが大半を占め、「IE」の脆弱性を悪用する攻撃は観測されなかった。

(Security NEXT - 2017/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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