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過去5年間に8.6%が営業秘密漏洩を経験 - 損害1000億円以上のケースも

営業秘密の管理を「経営に直結する問題」と捉えている企業は53.3%にとどまり、のこる企業は経営に直結する問題と考えていないことがわかった。

直結する問題と捉えている企業の方が、営業秘密として管理する対象とそうでない対象の情報区分のほか、営業秘密へのアクセスを物理的に制御する対策や、システム的に制御する対策などの実施率が、総じて高かったという。

営業秘密の漏洩対策について、大企業では「システムログの記録、保管」は7割から8割が実施。一方で「不自然なアクセスの上司、本人への通知」は2割前後と、予防的対策に差が見られる。中小企業では、「USBメモリの使用制御」が5%前後、「システムログの記録、保管」が10%前後にとどまった。

(Security NEXT - 2017/03/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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