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「RIG EK」による感染被害が急増 - 警察が約300の踏み台サイトに指導

こうした状況を受けてJC3では、マルウェアへ感染するきっかけとなる「改ざんサイト」の情報を収集し、警察庁へ情報を提供。都道府県警察を通じて踏み台となっていた298サイトの管理者にセキュリティ上の指導を実施し、被害状況を確認した上で修復するよう依頼した。

また各機関では、ウェブサイトの管理者へ改ざん被害に遭っていないか確認し、コンテンツマネジメントシステム(CMS)やプラグインをはじめ、ソフトウェアのバージョンアップによる脆弱性対策やアクセス制限を実施し、踏み台にならないよう注意を喚起。

インターネット利用者に対しても、セキュリティ対策ソフトを用いて感染被害に遭っていないか定期的にスキャンを行うよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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