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KDDI研究所、複数手法を利用できる匿名加工情報作成ツール

KDDI研究所は、複数の匿名化手法を組みあわせ、パーソナルデータから匿名加工情報を作成できるツールをあらたに開発した。あわせて開発したアルゴリズムにより、異なる手法でも安全性の比較評価が可能だという。

同ツールは、k-匿名化やサンプリングなど、複数の匿名化手法を組みあわせ、匿名加工情報を作製できるツール。匿名化手法の組みあわせを選択することで有用な匿名加工情報を作成できるとしている。

また同社では複数の匿名化手法を組みあわせた場合に、k−匿名化と同じ基準で安全性を評価できるアルゴリズムを開発。データセットの特徴を抽出し、指標間の関係性をモデル化。それぞれの安全性を同一の指標で評価し、k-匿名性以外にも懸念されるリスクについて多面的な評価を行ってレポートを提供する。

今後同社では、同ツールの実証実験を行い、その結果をもとに匿名化手法の最適化を検討する。また大規模データに対応できるよう、加工や評価をクラウド上で行って高速化を図るなど、実用化に向けた技術開発に取り組む。

(Security NEXT - 2016/10/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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