Appleかたるフィッシング攻撃、マルチリンガルで展開
「Apple ID」のアカウント情報を狙ったフィッシングメールが確認された。フィッシングサイトは8月4日の時点で稼働が確認されており、フィッシング対策協議会が注意を呼びかけている。
誘導先のフィッシングサイト
今回確認されたのは、Appleのサポートを装ったフィッシング攻撃。「Your Account Will Be Locked」「Your Apple ID has been locked!」といった件名で送信されていた。
メールの本文は、日本語および英語のバージョンが確認されており、いずれもアカウント情報の一部が誤っていると説明。記載のURLにアクセスしてログインしてアカウントを確認するよう促し、24時間以内に対応しないとアカウントを停止するなどと不安を煽る内容だった。誘導先の偽サイトも日本語および英語で用意されていたという。
フィッシングサイトは4日12時の時点で稼働中であり、同協議会では、サイトの閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。誤ってURLにアクセスしたり、IDとパスワードを入力しないよう注意を喚起した。
「アカウントロック」を口実に不安を煽る手口は、今回がはじめてではなく、これまでもたびたび確認されている。5月に日本で展開された攻撃では、今回同様日本語を用いたメールで偽サイトへ誘導していた。
また7月下旬には米国のユーザーを対象としたフィッシング攻撃が複数回発生。同攻撃ではSMSが利用されたが、フィッシングメールの文面が転用されたものと見られている。
(Security NEXT - 2016/08/04 )
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