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学内サーバや教育システムに不正アクセス、個人情報が流出 - 佐賀県

そのうち1574ファイルには、教職員、生徒、保護者の氏名、住所、電話番号のほか、成績関連書類、生徒指導関連書類、サーバのIDとパスワードなどをはじめ、9589人分の個人情報が保存されていたことがわかっている。

さらに6校の学習用サーバより、約14万6000ファイルが不正に取得されていた。おもに教材関係のデータが保存されており、生徒の氏名などの個人情報も含まれている。

また7校では、学習管理や教材管理、校務管理の機能をクラウドで提供する教育情報システム「SEI-Net」が被害を受け、教職員の氏名やメールアドレス、ID、生徒の氏名とIDが被害に遭っていた。

同県では、影響を受ける個人情報などについて、引き続き調査を行う。また対象となる関係者に報告と謝罪の書面を発送するほか、各校および教育委員会に相談窓口を設置するなど、対応を進めている。

(Security NEXT - 2016/06/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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