Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ひかり電話向けゲートウェイに複数の脆弱性 - アップデートがリリース

NTT東西が提供するひかり電話利用者向けの一部ネットワーク機器に、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

今回脆弱性があきらかとなったのは、両社が提供する「PR-400MI」「RV-440MI」「RT-400MI」。これら機器へログインした状態で、外部の細工されたサイトを閲覧すると、意図しない操作が行われるおそれがある「クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)」の脆弱性「CVE-2016-1228」が含まれる。

またこれら機器には、ログイン可能なユーザーにより任意のコマンドが実行される「OSコマンドインジェクション」の脆弱性「CVE-2016-1227」が存在。NTT東西では、これら脆弱性を修正したファームウェアを用意しており、アップデートするよう呼びかけている。

脆弱性は、浦和商業高校の塚崎椋也氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2016/06/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性