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政府、「サイバーセキュリティ2016案」のパブコメ募集を開始

政府は、年次計画「サイバーセキュリティ2016」のパブリックコメント案を取りまとめ、意見募集を開始した。

サイバーセキュリティ基本法のもと、政府では閣議決定した「サイバーセキュリティ戦略」をふまえて、サイバーセキュリティ政策の年次計画を策定しており、2年目にあたる2016年度の計画案を取りまとめたもの。

経済社会の発展に資するとし、「セキュリティマインドを持った企業経営の推進」を掲げ、経営層の意識改革を図るとして、2015年12月に公表した「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」の普及などを推進。また投資家に対するセキュリティ情報の開示についても方向性を検討する。

開発段階から安全に配慮した「セキュリティバイデザイン」を踏まえた「IoTシステム」による新規事業の創出やガイドラインの策定、認証制度などを計画に盛り込んだほか、医療機器やスマートメーターなどのセキュリティ対策なども推し進める。

セキュリティビジネスの環境整備に関しては、セキュリティの成長産業化を目指し、政府系ファンドを活用したベンチャーの育成、クラウド監査制度の普及促進などを展開していくという。

さらにセキュリティを目的とした「リバースエンジニアリング」について、著作権法における適法性を明確化するほか、国内の研究成果などの国際標準化など進める。

社会を守るために、攻撃観測網を強化するとしたほか、政府、地方自治体や重要インフラにおける取り組みの推進、サイバー攻撃への対策強化や、国際的なサイバー空間における法制度確立に向けて積極的に関与。ASEANへの支援なども引き続き行って行く。これらを実現するための横断的な施策として、研究開発の促進、人材の育成などを挙げている。

意見は、電子政府窓口である「e-Gov」をはじめ、メール、ファックス、郵送で受け付ける。意見の提出期限は6月27日17時。郵送の場合は同日必着となる。

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サイバーセキュリティ2016(案)の概要

(Security NEXT - 2016/06/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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