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NICTら、ドローンによる自動配送実験に成功 - 乗っ取りや盗聴を防御

情報通信研究機構(NICT)はプロドローンと共同で、秋田県仙北市において、小型無人飛行機のドローンを使った図書配送システムの実証実験に成功した。

同実証実験では、約1キログラムの図書をドローンに積載。オペレーターが出発地点で高度約50メートルまで上昇させた後、あらかじめ設定した直線距離約1.2キロメートルのコースの自動飛行に成功した。

ドローン、地上局、図書室端末、配送管理端末、データサーバで構成されるシステムの通信には、共通鍵暗号とワンタイムパッド暗号を活用。

離着陸の際のドローンと地上局間の制御通信を、異なる平文ごとに異なる暗号鍵を使うワンタイムパッド暗号によって秘匿化しており、制御通信の乗っ取りや傍受を防ぐことが可能だという。

今後も同市での実証実験を継続して行い、運用技術やノウハウを蓄積する。また図書配送システムの実用化に向けては、今回は専門のオペレータが担当したドローン離着陸操作の自動化を実現し、完全自動航行での運用を目指す。

将来的には、個人情報の保護が求められる物資輸送や、物流関連、計測、観測関連、災害対応のほか、重要インフラ施設の管理など機密性の高い用途への活用も目指すとしている。

(Security NEXT - 2016/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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