Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Photoshop CC」や「Bridge CC」に深刻な脆弱性

Adobe Systemsの画像処理ソフト「Adobe Photoshop CC」や画像管理ソフト「Adobe Bridge CC」に、深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。同社は脆弱性を解消するアップデートを公開している。

20160210_as_002.jpg
3件の脆弱性を解消した

メモリ破壊が生じる脆弱性3件が含まれていることが判明したもの。悪用された場合、システムの制御を奪われるおそれがある。

同社は、脆弱性を修正した最新版として「Adobe Photoshop CC 2015」向けに「同16.1.2」、「Adobe Photoshop CC 2014」向けに「同15.2.4」を提供。また「Adobe Bridge CC 6.2」を用意した。

深刻な脆弱性としているが、脆弱性の悪用などは確認されておらず、適用優先度は、3段階中もっとも低い「3」にレーティングしている。同社が修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2016-0951
CVE-2016-0952
CVE-2016-0953

(Security NEXT - 2016/02/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性