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OpenSSLに暗号化鍵が特定される脆弱性 - 生成素数に問題

OpenSSL Projectはアップデートを公開し、暗号鍵を特定される可能性がある脆弱性など、複数の脆弱性を解消した。開発グループやセキュリティ機関では注意を呼びかけている。

同ライブラリには、脆弱性「CVE-2016-0701」が存在していることが明らかとなったもの。「Diffie-Hellman(DH)プロトコル」を用いる際、「安全素数」でない素数を生成して使用する可能性があり、一定条件下で暗号鍵を取得されるおそれがある。

また暗号化アルゴリズムがSSLにダウングレードされる「CVE-2015-3197」に対しても修正を行った。開発者グループは、脆弱性を修正した「同1.0.2f」「1.0.1r」を公開。セキュリティ機関などとともにアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/02/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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