Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

11月のフィッシング報告は246件 - カード会社装うケースなど

11月は、フィッシング攻撃の報告件数が27件増となった。カード会社を騙るケースや、SMSを使用したオンラインバンキングのフィッシングなどが目立った。

フィッシング対策協議会によれば、11月に同協議会へ寄せられたフィッシング報告件数は246件。前月の219件を上回ったが、2000件超となる月もあった上半期と比較すると、比較的落ち着きを見せている。

11月はクレジットカード会社を装う攻撃のほか、SMSに記載したリンクからオンラインバンキングのフィッシングサイトへ誘導するケースなどが確認された。

オンラインゲーム関連の報告は45件。「Apple ID」を窃取するフィッシングサイトは19件で、前月の52件から改善したものの、引き続き報告が寄せられているという。

フィッシングサイトに利用されたURL件数は96件で、前月の98件から2件減少。フィッシングに悪用されたブランド件数は、前月と同数の15件だった。

(Security NEXT - 2015/12/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増