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攻撃サイトへの誘導、国内から170万件超 - 正規サイト経由が8割超

また約4割にのぼる不正広告経由の誘導では、あわせて3500件以上の正規サイトに不正広告が掲載されたのではないかと同社では推測。これらのうち63%は、ブログなどだが、企業による運営サイトが7%。ニュースや情報ポータルも4%含まれる。月平均100万件超のアクセスがある全国紙や雑誌、ウェブメディアなど30件以上で表示された可能性もあるとしている。

誘導先となったサイトの多くでは、「Internet Explorer」「Flash Player」「Adobe Reader」「Silverlight」など、複数の脆弱性を狙うエクスプロイトキットを利用。マルウェアへ感染させる精度を高めていた。

同社は、稼働するエクスプロイトキットとして9種類を確認しており、国内サイトでは「Angler」「Nuclear」「Rig」の3種類を確認。もっとも多く利用されているのが「Angler」で、国内でも6割以上のサイト用いられていた。脆弱性の公開から実装する期間も短く、攻撃者に多く活用されているという。

(Security NEXT - 2015/11/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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