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Flashゼロデイ脆弱性は容易にコード入手、攻撃が可能 - SBTが警鐘

「Adobe Flash Player」の脆弱性がエクスプロイトキットへ組み込まれる期間は、より短くなる傾向があるが、今回の「CVE-2015-5122」に関しても、フランスのセキュリティ専門家によって、「Angler EK」による悪用が確認されている。先に明らかとなった「CVE-2015-5119」と同様、修正プログラムの公開より先にエクスプロイトキットへ組み込まれた模様だ。

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SBTが実施した検証内容(画像:SBT)

また実際に脆弱性の影響について検証を実施したソフトバンク・テクノロジー(SBT)では、脆弱性の攻撃コードについて、「容易に入手できる」と現状を説明。コードを用いて簡単に攻撃をすることが可能であり、攻撃を受けた場合、影響が大きいと警鐘を鳴らしている。

SBTでは、修正版のリリースがリリースされたら、すみやかにアップデートするよう注意喚起を実施。また一時的な緩和策として、マイクロソフトの無料ツールである「EMET(Enhanced Mitigation Experience Toolkit)」を紹介するなど、対策を呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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