Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

メール開封でマルウェア感染、個人情報が流出か - 東京商工会議所

東京商工会議所の事務局員が使用するパソコンがマルウェアに感染し、内部に保存されていた個人情報が外部へ流出した可能性があることがわかった。

20150610_ta_001.jpg
個人情報流出の可能性を公表した東京商工会議所

マルウェアが感染していたのは、同会議所国際部の事務局員が使用しているパソコンで、5月22日に判明した。同会議所では、業務関連メールを装った標的型攻撃メールを開いたことにより感染したと説明している。

マルウェアが感染していたパソコンには、同会議所が主催したセミナーの参加者名簿などを保存しており、氏名や住所、電話番号、メールアドレス、会社名など含まれる。流出した個人情報は約1万件以上にのぼると見られている。

同会議所では対象となる関係者に連絡。二次被害の防止や再発防止に向けたセキュリティ対策を実施しているという。また、あらたな情報が判明次第、ウェブサイトなどで報告する方針。

(Security NEXT - 2015/06/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

廃止したFAXを使用、番号も誤りマイナンバーなど個人情報が流出 - 沖縄労働局
借り受けた国民年金納付者リストを紛失 - 可児市
同意得てない個人情報を別団体へ誤提供 - 奈良県市町村職員共済組合
書類を誤送付、宛名シールのミスに気づかず - 広島銀
ランサム被害で個人情報流出の可能性、データは復元 - JA大潟村
個人情報含む書類を自宅に持ち帰り、職員を懲戒処分 - 牟岐町
メール通知サービスで個人情報が閲覧できる脆弱性 - 第一生命
日本年金機構や「ねんきんネット」を装うフィッシングに注意
職員の退職関連書類が所在不明に - 東京都
預かった保管文書が箱ごと所在不明に - 丸和運輸機関子会社