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企業のマイナンバーコスト負担、平均109万円 - 対応企業は2割届かず

制度への対応が「完了した」「対応中」と回答した2042社に対し、具体的な対応内容を聞いたところ、「給与システムの更新」が49.9%でもっとも多い。

次いで、「社会保障関係書類の更新(30.9%)」「従業員への周知方法の検討(29.9%)」。「情報セキュリティの整備」は26.2%で、情報漏洩防止などのセキュリティ対策に取り組んでいる企業は4社に1社にとどまる。

対応が「完了した」「対応中」に対し、想定しているコスト負担を聞いたところ、2042社の平均コスト負担額は109万円。「10万円以上50万円未満」が21.3%で最多だった。従業員数が多いほど負担額が膨らみ、従業員が1000人以上の企業では、平均581万円の負担を想定しているという。

法人番号制度の認知度は、「内容も含めて知っている(20.7%)」「言葉だけ知っている(37.7%)」を合わせた認知度は58.4%。一方「知らなかった」と回答した企業は37.7%で、なかでも従業員数5人以下の企業は半数以上が「知らなかった」と回答した。

(Security NEXT - 2015/05/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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