Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例セキュリティ更新13件を公開 - 脆弱性48件を修正

のこる10件のプログラムにおける深刻度は、いずれも「重要」。「MS15-046」では「Office」、「MS15-047」では「SharePoint Server」においてリモートでコードが実行される脆弱性を解消した。

また特権の昇格が生じる脆弱性に対し、4件の更新を提供する。「MS15-048」では「.NET Framework」の脆弱性に対応。「MS15-049」にて「Silverlight」の問題を解消した。「MS15-050」「MS15-051」により、それぞれ「サービスコントロールマネージャ」「Windowsカーネルモードドライバ」の脆弱性に対応した。

「Windowsカーネルモードドライバ」に存在する脆弱性「CVE-2015-1701」に関しては、限定的な標的型攻撃への悪用が確認されているため、注意が必要となる。

さらに、「Windowsカーネル」や「JScriptおよびVBScriptスクリプトエンジン」におけるセキュリティ機能のバイパス、情報漏洩が発生するSchannelの脆弱性、サービス拒否が発生する「Microsoft管理コンソール」の脆弱性に対応した。

(Security NEXT - 2015/05/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正