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2015年1Qの脆弱性届出は245件 - ウェブサイト関連が半数以下に

同四半期に脆弱性対策情報をJVNで公表したうち、修正が完了したのは41件で、累計で1000件となった。また同四半期中に「連絡不能開発者」として開発者名を公表したケースはなかった。3件で開発者と連絡が取れたため、累計公表件数は160件となった。

ウェブサイトの脆弱性では「クロスサイトスクリプティング」が最多だったが、前期から半減し100件に満たなかった。一方「SQLインジェクション」が前期から増加している。

脆弱性が悪用された場合に生じる脅威を見ると、これまでの傾向と変わらず「本物サイト上への偽情報の表示」が最も多かった。「データの改ざん、消去」も増えている。前期に急増した「サーバ内ファイルの漏洩」は減少した。

同四半期に修正を完了したのは253件で、累計は6194件となった。90日以内に修正が完了したケースは202件で、割合は80%と前期の67%を上回った。累計の割合も、前期の67%から1ポイント改善している。

(Security NEXT - 2015/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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