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「ShellShock」攻撃でDDoS攻撃の基盤を構築か - 引き続き注意必要

こうした攻撃を通じて感染するボットは、IRC経由でコマンド&コントロールサーバより命令を受け取り、DDoS攻撃を行うためのものだった。

また12月以降は、検知件数が1万件程度へと落ち着きを見せたものの、特定のNAS製品を狙う攻撃が目立ち、「ShellShock」攻撃の3割から5割を占めたという。

同社は、今後もしばらくは攻撃が継続すると見ており、これまで攻撃対象となっていないシステムがターゲットになる可能性もあるとして、脆弱性が存在していないかあらためて確認するよう、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/03/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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