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Lenovo、プリインストールソフトを削減予定 - 「Superfish」問題受け

Lenovoは、一部端末にアドウェア「Superfish」がプリインストールされていた問題を受け、プリインストールソフトウェアを排除する方針であることを明らかにした。

同社の一部ノートパソコンにプリインストールされていた米Superfishのソフト「Superfish Visual Discovery」が、暗号化通信の内容を傍受したり、脆弱な秘密鍵をインストールする問題があることが判明。同社では同ソフトの削除ツールを公開するなど対応を進めている。

今回の問題を受け、同社は「よりクリーンかつ安心なPC」を提供すると説明。今後はプリインストールするソフトウェアから「アドウェア」や「ブロートウェア」を排除し、OSやドライバ、セキュリティ対策ソフト、同社純正ソフトなど最小限に抑えるという。

プリインストールするソフトについては情報を公開し、ソフトがどのような機能を提供するか説明するなど、透明性を高める。また「Superfish」の影響を受けたユーザーに対しては、「McAfee LiveSafe サービス」の無料サブスクリプションを6カ月間提供する方針。

(Security NEXT - 2015/03/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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