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年末年始の長期休暇に向けて事前準備を

対策といっても特別な対策が必要となるわけではない。OSやアプリケーションを最新版にして脆弱性を解消しておく、セキュリティ対策ソフトの定義ファイルも更新する、など基本的な対策だ。使い回しのパスワードが狙われることも多い。パスワード管理なども、これを機会に再チェックしておく。

長期休暇となると、自宅に仕事を持ち帰るケースもある。しかし、機密データが盗難に遭ったり、紛失、外部への漏洩など生じれば、企業にとってダメージは必須だ。業務データを持ち出す際のルールについて再度確認しておく。

パソコンやUSBメモリと言ったメディアの持ち出しについても、事故が発生した場合に情報が漏洩しないよう、暗号化が行われているか確認する。

外部からリモートアクセスを許可する場合などは、システムへのアクセス権限を再度確認しておく、休暇中に使用しないパソコンやサーバの電源を切ったり、サービスを停止しておくことも対策のひとつとなる。

これら準備を行っていても不測の事態が発生することもある。そのような場合に備え、緊急連絡体制や対応手順を再度確認し、関係者で共有することも忘れないようにしたい。

(Security NEXT - 2014/12/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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