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2014年3Qにマルウェア総数が3億件を突破 - 新種のランサムウェアが大幅増

不審なコンテンツが置かれているサーバの所在地を地域別に見ると、「北米(47.8%)」「ヨーロッパ、中東(38%)」「アジア太平洋(13.9%)」。フィッシングサイトのドメインが存在するのは「米国」が49%と圧倒的に多く、続く国は1桁台にとどまっている。

全世界におけるスパムの流通量は10兆件を突破。前期から40%増となった。もっとも多くのスパムを送信したボットネットは「Kelihos」で、上位20のボットネットが配信したスパム量の76%を占めた。広範囲に分散しており、送信元が226カ国に存在するという。

ネットワーク攻撃を種類別に見ると、「サービス拒否」が39%で最多だった。「総当たり攻撃(20%)」「ブラウザ攻撃(19%)」「SSL攻撃(8%)」と続く。「SSL攻撃」が前期より5ポイント上昇しているが、これはOpenSSLの脆弱性「Heartbleed」が原因と見られる。

(Security NEXT - 2014/12/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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