Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サイボウズ、脆弱性発見者に最高30万円の報奨金を支払う新制度

サイボウズは、同社クラウドサービス「cybozu.com」において、脆弱性の発見者に報奨金を支払う新制度「脆弱性報奨金制度」を開始した。

同制度は、サービスの信頼性向上を目的とした試み。同社のクラウドサービス基盤「cybozu.com」で稼働する各サービスのほか、同社が指定するパッケージ製品やAPI、ウェブサイトなどを対象としている。

支払う金額は、共通脆弱性評価システム「CVSS v2」の評価結果に基づき算出。基本値が「7.0」以上の場合は基本値×3万円。「6.9」以下の場合は基本値×1万円。ウェブサイトの場合は1件につき一律1万円と設定した。

実施期間は12月25日まで。期間終了後も制度を見直しつつ、継続する予定だという。

同社では2月より「脆弱性検証環境提供プログラム」を実施しており、同プログラムを通じてこれまで17人から37件の脆弱性について報告を受けている。これらの脆弱性についても、さかのぼって報奨金を支払う方針。

(Security NEXT - 2014/06/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
AIシステムの安全な実装運用に向けたガイダンスを公開 - 米政府ら
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
先週注目された記事(2024年4月7日〜2024年4月13日)
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認