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9割以上がパスワードを使い回し - 「パスワード管理ソフト」利用者はわずか4.2%

2013年ごろより、パスワードを使い回しているユーザーを狙った「パスワードリスト攻撃」が多発しているが、今なお多数のインターネット利用者がパスワードを使い回していることがわかった。1〜3種類のパスワードを使い回しているユーザーが7割以上にのぼる。

トレンドマイクロが、IDやパスワードを用いてログインするウェブサービスの利用者を対象に5月29日から30日にかけてウェブアンケートを実施したもの。有効回答数は518。

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パスワードの使い分け状況(グラフ:トレンドマイクロ)

パスワードの使い分けについて尋ねたところ、93.1%がパスワードを複数のサービスで使い回していると回答。2〜3種類のパスワードを使い回しているとの回答が全体の56.4%を占める。1種類のパスワードですべてのサービスを利用しているユーザーも15.8%と少なくない。さらに4〜5種類を使い回す12%をあわせると、84.2%の利用者が5種類以内のパスワードでやりくりしている状況だった。「利用するすべてのウェブサービスで異なるパスワードを設定している」と回答したのはわずか6.9%に過ぎない。

パスワードの「使い分け」を行っていない理由について、74.7%が「異なるパスワードを設定すると忘れてしまう」点を挙げた。「異なるパスワードを考えるのが面倒(46.5%)」との声も多い。

パスワードの管理方法を見ると、「手帳やノートにメモする」が44.2%で最多。「書いたり保存せずに覚える」も36.5%と多い。また携帯電話のメモ機能を利用するユーザーが16%で、暗号化せずにパソコン上のファイルへ保存しているユーザーも12%だった。「パスワード管理ソフト」などを利用するユーザーは、4.2%にとどまった。

(Security NEXT - 2014/06/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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