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国民生活センター装う「訴訟確認依頼通知」なる不審ハガキに注意を

国民生活センターを騙る不審ハガキが出回っている。民事訴訟の最後通告を装った架空請求と見られ、同センターでは注意を呼びかけている。

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問題の架空請求ハガキ(画像:国民生活センター)

問題のハガキは、「民事訴訟確認依頼通知」なるもので、訴訟手続きの確認のために送ったなどと説明。企業によって民事訴訟手続きが開始され、不払いによる財産の差し押さえを要求するなどと不安を煽る内容だった。

架空請求のハガキに類似しているが、企業名の記載や不払いの具体的な内容を記載せず、通知内容の確認先などとして、同センターになりすました実在しない「国民センター訴訟事務局ご相談ダイヤル」へ電話をかけさせようとする。

こうした架空請求では、騙されて金銭を支払ってしまうリスクだけでなく、電話をかけただけでも、相手とのやり取りのなかで、個人情報を取得されるおそれがある。

同センターでは、「民事訴訟に関する通知を送付することは絶対にない」と説明。こうしたハガキを受け取っても、記載された番号には決して電話をせず、消費者生活センターへ連絡するよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/05/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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