Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

オンラインバンクのOTP盗むマルウェア、国内メガバンクなど5行がターゲット

セキュアブレインは、オンラインバンクのワンタイムパスワードを奪うマンインザブラウザ攻撃が発生している問題で、マルウェアが国内メガバンクなど5行を攻撃対象としているとの分析結果を発表した。

同社がマルウェアを解析した結果、対象となる複数のオンラインバンクにアクセスすると、コンテンツを改ざんするほか、入力された情報を奪うしくみだった。

具体的には、ブラウザが表示するHTMLファイルをマルウェアが感染した端末上で改ざん。外部のサーバからJavaScriptを別途取得して実行し、画面の改ざんや情報の外部送信を行っていた。

また受信するJavaScriptは、すべて同一サーバから配信されているものの、内容は利用するオンラインバンキングごとに異なっているという。

さらに取得する情報は正規の画面で入力されたログインIDも取得。偽画面でユーザーを騙して入力させた情報などとともに外部へ送信する。

ダウンロードするJavaScriptは異なるものの、「アカウントデータがロードされるまでしばらくお待ち下さい」と表示するなど、共通の機能を備えていた。

同社は防御策として、オンラインバンクを利用する端末では、最新定義ファイルを適用したセキュリティ対策ソフトを利用するよう推奨。また利用する銀行における本来の操作画面を把握して異変に気が付けるよう警戒を呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/05/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ネットバンクがセキュ対策の無効化を検知できる技術
不正送金、前四半期の3分の1に - 被害額は7分の1以下
国内モバイル端末狙う攻撃が活発化 - 背景に「Roaming Mantis」
不正送金マルウェア - 企業狙いへシフトか
不正アクセス禁止法違反による年間検挙は816件 - 前年比1.4倍
ネットバンクの不正送金被害が激増 - 前年同期の約40倍に
スマホ狙う「Roaming Mantis」、新型コロナ便乗も
Android向け不正送金マルウェアが進化 - 海外へSMS送信
IPAが「10大脅威2020」を発表 - 「内部不正」「IT基盤の障害」など順位上昇
2018年「セキュリティ10大脅威」 - 注目高まる「サプライチェーン攻撃」