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トレンド製Mac向けパスワード管理ソフトを「Heartbleed」が直撃 - 各パスワードの変更求める

暗号化通信に用いられる「OpenSSL」に脆弱性「Heartbleed」が見つかった問題で、トレンドマイクロは、同社のクラウド型パスワード管理ソフト「パスワードマネージャー」の一部が同脆弱性の影響を受けたことを明らかにした。利用者にはパスワードの変更など対応が求められる。

脆弱性「CVE-2014-0160」の影響を受けたのは、「パスワードマネージャー」のMac OS X版。「Windows」や「Android」「iOS」向けに提供しているものに関しては影響を受けないという。

同脆弱性の影響により、マスターパスワード、同社アカウント登録情報のほか、さらに同ソフトで管理していたウェブサイトのログイン情報についても漏洩している可能性もある。

同社は、4月10日に脆弱性を修正。4月16日に公表するとともに、4月10日以前より同ソフトを利用しているユーザーへ、パスワードの変更など対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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