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非正規品の「Office」によるトラブルが増加 - マルウェア混入リスクも

海賊版の「Office」と気が付かずに購入し、トラブルに巻き込まれるケースが増えているとして、日本マイクロソフトが注意を呼びかけている。

同ソフトの海賊版などが正規ルート以外のマーケットプレイス、オークションなどを通じて販売されているもの。なかには大手ショッピングモールなどでも堂々と販売されているケースがあり、「正規版」を強調しつつも、通常の価格に比べ、極端に安い価格で販売されているという。

最新のOfficeは、マイクロソフトや正規販売代理店のサイトからダウンロードするしくみ。製品にメディアが添付されていたり、正規ルート以外からダウンロードする場合は、非正規品であると同社は説明している。

またこうした非正規品は、一般消費者向けに提供されていない「Office Professional Plus」や、日本国内向けに販売されていない「Office Home and Student」「Office 365 Home Premium」のほか、「他言語版」「OEM版」」「DSP版」などと称して販売されていた。

非正規品は、「インストールできない」「認証できない」といったトラブルにくわえ、購入時の個人情報が悪用される、提供されたソフトウェアにマルウェアが混入しているといったリスクがあると同社では問題を指摘。注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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