Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IPA、効果的な脆弱性対策に役立つ技術レポートを公開 - 優先順位付けで判断

情報処理推進機構(IPA)は、脆弱性に対する攻撃の傾向や対策をレポートとして取りまとめ、ウェブサイトで公開した。

効果的な脆弱性対策を実施するには、危険性や攻撃が発生する可能性、技術的な深刻度といった観点から攻撃の影響やリスクを把握し、最適な対策を実施することが重要であるとして、技術資料にまとめたもの。

同レポートでは、ソフトウェアに対して闇雲に脆弱性対策を実施するのではなく、深刻度や悪用の状況、自組織にとって対策が必要であるか、絞り込む必要があると指摘。

脆弱性の悪用のしやすさなど「脆弱性の技術的特性」、攻撃の発生やパッチの有無といった「攻撃状況」、ビジネスの継続性などを踏まえた「組織への影響」からリスクを算出、整理する必要があるとしてポイントを解説している。

さらに脆弱性の深刻度評価システムである「CVSS」を用いて脆弱性の危険度を多角的に評価する方法を取り上げた。また時期を逸さない対策の重要性にも触れ、対策の自動化の動向についても取り上げている。

(Security NEXT - 2013/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
サポート詐欺で患者情報含むPCが遠隔操作できる状態に - 富田林病院
イベント申込フォームで設定ミス、個人情報が閲覧可能に - 会津若松市
学校で個人情報含む入学関係書類を誤廃棄 - 横須賀市
人材育成プログラム「SecHack365」が応募受付をまもなく開始
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
【特別企画】経営戦略に資するセキュリティを学ぶ「情報システムCAMP2024」が4月18日開催
工場スマート化のリスクや対策を解説したガイドライン別冊資料