Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

メールニュース読者に誤ってマルウェアをメール配信 - 都産技研

東京都立産業技術研究センターは、メールニュースの読者に対し、誤ってマルウェアを添付したメールを送信したことを明らかにした。マルウェアは、コンピュータから情報を盗み出すトロイの木馬だという。

同センターによれば、7月19日18時53分に「都産技研メールニュース」読者にメールを配信する際、本来ならば同センターの事業や技術に関する情報を配信すべきところを、メールニュース配信用アドレスに送られた悪意あるメールを、操作ミスにより配信したという。

メールの件名は「Scanned Image from a Xerox WorkCentre」で、添付されたウイルスは「PWS:Win32/Fareit.A」「TROJ_FAREIT.AB」「Generic PWS.y!dts」などの名称で呼ばれるトロイの木馬だった。感染するとコンピュータから情報を盗み出して外部に送信する。

同センターでは、メールや添付ファイルを開封しないよう注意を呼びかけている。また今後、「都産技研メールニュース」は配信専用のアドレスを使用し、メール受信は行わないなどの対策を講じるとしている。

(Security NEXT - 2013/08/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

FAX送信先の確認に使用した医療機関リストを誤送信 - 大阪府
クラウド利用増加で標的型攻撃が進化 - 「初期アクセス」獲得阻止が重要に
ウイルスバスター用サポートツールに脆弱性 - 修正を実施
経産省のサイバーセキュリティ課をかたる詐欺電話に注意
2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
IPA装う詐欺電話に注意 - 「スマホにウイルス」と不安煽る
バグハンターとの信頼を醸成 - サイボウズが4年ぶりに合宿イベント
宿泊療養施設の元従業員、半年後にSNSで情報漏洩
コロナ陽性者の個人情報含む書類が所在不明 - 沖縄県
中学校連絡網システム上に生徒情報、教員以外からも閲覧可能に - 中之条町