Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracle、42件の脆弱性を修正したJavaのアップデートを公開 - 深刻な脆弱性多数含む

Oracleは、脆弱性を修正する「Java SE」の「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を公開した。当初定例アップデートを6月18日に予定していたが、2月に4月へ前倒しすることを予告していた。

今回のCPUでは、「JRE」や「JDK」において、あわせて42件の脆弱性へ対応。セキュリティ以外の修正も2件含まれる。「同7 Update 17」「同6 Update 43」「同5 Update 41」「同1.4.2_41」「JavaFX 2.2.7」および以前のバージョンが影響を受ける。

共通脆弱性評価システムである「CVSS v2」において、3段階中もっとも深刻な「レベルIII(危険)」とされる脆弱性は、今回修正された脆弱性のうち28件に及び、そのうち19件はもっともスコアが高い「10.0」だった。悪用されると、リモートでコードが実行されるなど、深刻な被害をもたらす可能性がある。

同社やセキュリティ機関では、インストールされているJavaのバージョンを確認し、最新バージョンへアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/04/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

日立製ディスクアレイシステム「Hitachi VSP」に平文PWをログ保存する脆弱性
JVNで6製品の使用中止を呼びかけ - 脆弱性見つかるも開発者と連絡不能
バッファローのNAS製品にMITM攻撃でコード実行のおそれ
米当局、脆弱性3件の悪用に注意喚起 - FortinetやIvantiの製品が標的に
「auひかり」向けのブロードバンドルータに複数の脆弱性
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
Apple、「iOS」「iPadOS」のセキュリティアップデートを公開
「Firefox 124.0.1」が公開、深刻な脆弱性2件を解消
ブラウザ「MS Edge」にアップデート - 9件の脆弱性を修正
先週注目された記事(2024年3月10日〜2024年3月16日)