MS、一部月例パッチの配信を中止 - 一部環境で不具合が発生
日本マイクロソフトは、一部環境で不具合を確認したとして、セキュリティパッチ「KB2808735」の提供を中止した。アンインストールを呼びかけるとともに、不具合の原因について調べている。
同プログラムは、月例セキュリティ更新プログラム「MS13-036」の一部として4月10日に公開したもの。「Windows Vista」「Windows 7」「Windows Server 2008」「同R2」の一部環境で「Windows」や「アプリ」が正常に起動しなくなる不具合が確認されたという。
問い合わせの増加など目立った動きは見られず、影響の範囲は限定的だが、カスペルスキーの一部製品や「瞬快 Rel.8.0」「SKYMENU Pro」など、一部アプリが影響を受けることが判明している。
同社では不具合の判明を受けて、「Windows Update」による配信や、ダウンロードセンターによる提供を中止。同社では、今回の現象について調査を進めており、再リリースを含めて対応を検討している。
すでに「KB2823324」を適用している場合は、不具合の有無に関係なく、アンインストールすることを推奨。また「MS13-036」で提供されている「KB2808735」については問題なく、アンインストールせずにそのまま適用するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2013/04/15 )
ツイート
PR
関連記事
Atlassian、3月の月例アドバイザリを公開 - 脆弱性24件に対応
MS、3月の定例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性は含まず
2月修正のWindows脆弱性、北朝鮮グループがゼロデイ攻撃に悪用
「Microsoft Streaming Service」の脆弱性に対する攻撃に注意
米当局、「Cisco ASA」など悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
Windowsのゼロデイ脆弱性「CVE-2024-21412」、昨年12月下旬より悪用
「Exchange Server」の脆弱性、すでに悪用 - MSが2月のパッチ情報を更新
MS、2月の月例セキュリティ更新をリリース - ゼロデイ脆弱性2件に対応
Atlassian、1月の定例パッチで同社製品の脆弱性28件に対応
「SharePoint Server」狙う脆弱性攻撃が発生中 - 米当局が注意喚起