Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IPA、脆弱性狙う標的型攻撃の報告書 - 本文リンクと添付ファイルによる多重攻撃の事例も

情報処理推進機構(IPA)は、巧妙化する標的型攻撃について解説した調査レポート「脆弱性を利用した新たなる脅威に関する調査」を公開した。

同資料は、同機構に届け出があった標的型攻撃について分析、解説した報告書。攻撃に用いられたマルウェアの挙動や、攻撃対象となった脆弱性を解説。攻撃を防ぐためのアプリケーションや汎用的な対策について紹介しているほか、マルウェアを検知、駆除する方法なども示した。

今回の報告書では、2種類の事例を取り上げている。ひとつは、実在する組織のメールアドレスを偽装して送信された標的型攻撃メール。

メールの本文には、国内の公的機関が発行した文書の一部を記載。添付ファイルを開くと、Adobe Readerにおける既知の脆弱性を攻撃するものだった。送信元は中国のIPだったが、送信に利用されたサーバは正規のサーバだったという。

またもうひとつの事例では、メールにOfficeの脆弱性を悪用するdocファイルを添付する一方、本文に記載したリンクから、Javaの脆弱性を攻撃するウェブサイトへ誘導。マルウェアへ感染させるために、複数の攻撃を組み合わせていた。

(Security NEXT - 2013/03/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

アナリスト向けカンファレンス「JSAC 2019」の参加登録がスタート
定義ファイル非依存の標的型攻撃対策製品市場、前年比29.9%増 - 今後も高成長との予測
J-CSIP、3Qに標的型攻撃情報39件を共有 - 8月上旬に「iqyファイル」大量ばらまきも
2018年3Qはインシデント件数が減少 - ウェブ改ざんが3分の2近くに
38%の企業がセキュリティ投資を増額 - それでも65%は「不足」
警察庁把握の標的型攻撃メール、前期から半減するも高水準 - 「Excelファイル」が約半数
対応コストともなう「サイバー攻撃」「内部犯行」、43.9%が経験
「Trend Micro CTF 2018」が開催 - 9月に予選、決勝は12月
2018年2Qの「標的型攻撃メール」は43件 - 「CVE-2017-11882」の悪用目立つ
2017年度「標的型攻撃」 は幅広い分野が標的に - 「ANEL」「Taidoor」「PLEAD」などのツールを悪用