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「犯行予告ウイルス」事件の情報提供に最高300万円の報奨金

警察庁は、6月から9月にかけて、ウイルスにより掲示板などへ犯罪予告が書き込まれた威力業務妨害事件について、捜査特別報奨金制度の対象事件に指定した。情報提供を呼びかけており、有力な情報の提供者には最高300万円が支払われる。

報奨金の対象となったのは、横浜市役所や大阪市中央区役所など複数のウェブサイトに対する投稿や、メールにより脅迫文を送り付け、業務を妨害した一連の事件。同事件では、書き込みに利用されたパソコンの所有者が、犯人として誤認逮捕される事態に発展し、大きな注目を集めた。

10月には犯行声明のメールが送信され、警察庁ではメールに記載されていた犯行予告8件の被疑者であり、これ以外にも5件に関連したとして捜査を進めている。犯行にはウイルスや意図しない書き込みを強制的に行わせるクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)を用いており、威力業務妨害だけでなく、刑法のウイルス供用罪にもあたるとしている。

犯人の特徴としては、▽プログラミング言語「C#」を使用 ▽一定のプログラミング知識を有している ▽掲示板「2ちゃんねる」を日常的に利用 ▽通信を匿名化するソフトを使用 ▽匿名投稿を行える「シベリア郵便局」を使用 ▽遠隔操作命令の送信に「livedoorしたらば掲示板」を用いていた——などを挙げている。

警察庁では、犯人や事件に関する噂のほか、「2ちゃんねる」や「livedoorしたらば掲示板」への投稿などを保存しているなど、些細な情報でも受け付ける。

もっとも有力な情報の提供者に上限額300万円の範囲内で支払う。提供者の情報は非公開とされているが、匿名による情報提供の場合は支払い対象とならない。受付は2013年12月11日まで。

(Security NEXT - 2012/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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