Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

標的型攻撃で利用されたバックドアの4割は「Poison Ivy」で作成

2012年上半期に国内で発生した標的型攻撃で利用されているバックドアの約4割が、無償公開されているリモートアクセス管理ツール「Poison Ivy」で作成されたものであることがわかった。

トレンドマイクロが標的型攻撃に使用されたバックドアを調べたもので、サイバー攻撃などにも用いられる「Poison Ivy」で作成された「BKDR_POISON」と「BKDR_DARKMOON」であわせて38%を占めることがわかったという。

これらバックドアへ感染すると、外部からマウスやキーボード、ファイルやプロセスの操作などをはじめ、リモートシェルの実行、スクリーンキャプチャの取得など行われ、情報漏洩など被害を受ける可能性がある。

さらにトレンドマイクロでは、同時期に採取した「Poison Ivy」のサンプル群から50個を任意に抽出し、調査したところ、約半数に一連の攻撃へ関連性が認められ、複数のC&Cサーバが稼働する攻撃インフラの存在を確認。2009年ごろから活動していると分析している。

「Poison Ivy」は、サイバー攻撃に用いられるリモートアクセスツール。「同2.3.2」では、任意のコードが実行される脆弱性が判明しており、安易に利用しないようNTTデータ先端技術などセキュリティベンダーが注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/08/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

約7割が標的型攻撃への訓練実施 - 管理者3割「開封が評価に影響」
「Oracle WebLogic」に脆弱性、攻撃が発生中 - 早急に更新を
複数の日系自動車関連企業にサイバー攻撃 - ベトナムのグループ関与か
2018年はランサム活動が縮小 - RaaSの「GandCrab」に活発な動き
プラント関係者狙う執拗な攻撃が継続中 - 一定知識で自然な文面
ゼロデイ攻撃への悪用目立つ「権限昇格の脆弱性」
2019年1Qはインシデントが増加 - 「スキャン」「マルウェアサイト」など
GWに備えて対策を - 脆弱性や改元対応、BECへの警戒も
2割強の企業が過去1年間にPCやスマホ紛失を経験
ASUSの更新機能が侵害、マルウェア拡散 - MACアドレスで標的絞りさらなる攻撃