Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

保管義務ある書き損じ帳票の誤廃棄が判明、ルール周知不足で - 空知信金

空知信用金庫は、書き損じなど誤った処理をされた帳票について、保管のルールが周知されておらず、一部が日常的に裁断処理されていたことを明らかにした。

誤廃棄が判明したのは、国庫金納付依頼書、地方税振込依頼書、および公共料金等収納依頼書から起票した帳票のうち、書き損じなど誤った処理した帳票。2011年12月19日、江別支店で職員による裁断処理が発覚したため、全店調査を実施したところ判明した。納付者の氏名や納付額などが記載されている。

事故抑止などの観点から、同金庫では書き損じた帳票について、事務の痕跡を残すために保管を義務づけていたが、2003年1月6日から2011年12月末まで、一部で日常的に裁断処理を行っており、2万1764件を処分したと見られている。

同金庫では、これらの帳票が外部に流出した可能性については否定。職員に対する教育が不十分だったとして、指導を徹底するとしている。

(Security NEXT - 2012/05/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

解約済み預金の一部印鑑届を紛失、誤廃棄の可能性 - 大阪信金
ATMの取引情報が記録された記録媒体を紛失 - 杜の都信金
2支店の顧客情報含む内部資料が所在不明に - しまなみ信金
顧客情報を記録した一部メディアが所在不明 - 宮城第一信金
5店舗で顧客情報含む書類を紛失、誤廃棄が判明 - 島田掛川信金
2店舗で睡眠預金の関連帳票を紛失 - 旭川信金
解約元帳やローン借入申込書など誤廃棄の可能性 - コザ信金
21店舗で顧客情報の紛失や誤廃棄が判明 - 福岡ひびき信金
顧客情報記載の書類を紛失、誤廃棄の可能性 - 島田掛川信金
顧客情報記載の書類綴りを紛失 - 兵庫信金