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ベクター、セキュリティ対策費に1億1000万円 - 特損計上し業績予想を下方修正

ベクターは、セキュリティ対策費として特別損失を計上し、2012年3月期通期の業績予想を下方修正した。

3月に同社のサーバが4回にわたり不正アクセスを受けたことが発覚。同サーバに26万1161件の個人情報が保存されていたことから、これら情報が外部へ流出した可能性があるとして、調査を進めている。

同社では、今回の不正アクセスに関する調査や再発防止、顧客への補償など必要となるとして、情報セキュリティ対策費1億1000万円を特別損失として計上。

さらにまた法人税などが見込みより9000万円増加となることから、同期純損益の業績予想について、1月24日に発表した5600万円の赤字から2億5500万円の赤字へと下方修正した。

(Security NEXT - 2012/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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