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偽ソフトや「Winny」に関する相談が増加 - IPAまとめ

不正アクセスの届出件数は13件で、1月の8件から増加。そのうち9件で被害が発生している。内訳は侵入7件、なりすまし2件だった。相談件数は37件で、そのうち14件で被害が発生している。

届出を受けた侵入被害の内容を見ると、ウェブサイトの改ざんが5件で、そのうち1件では、遠隔操作ツールをサーバに埋め込まれ、フィッシングサイトに悪用されていた。

2件についてはDoS攻撃の踏み台に悪用された。なりすましでは、オンラインゲームのほか、掲示板に管理者権限でログインされ内容を変更されたケースがあった。

同機構に寄せられた相談件数は1073件で、1月の1302件から減少している。「ワンクリック請求」に関する相談は218件と、前月の338件を下回る一方、「Winny」に関する相談が25件となり、前月の11件から倍増した。

また「偽セキュリティ対策ソフト」に関連した相談が、前月の18件から増加し、24件だった。標的型攻撃に関する相談も2件寄せられている。

(Security NEXT - 2012/03/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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