Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

オートラン悪用が引き続き目立った2011年 - マカフィーまとめ

改ざんサイトからリダイレクトし、偽セキュリティ対策ソフトをインストールしたり、「Zeus」としても知られる「Zbot」や、ルートキット機能を持つ「ZeroAccess」などを感染させる攻撃が報告されている。

また標的型攻撃が注目された年となった。「PDF」や「RTFファイル」により脆弱性を攻撃する手法が多く、メールで送られた「PDF」や「Officeファイル」「一太郎ファイル」を開く際には、十分注意するよう同社では呼びかけている。

一方不審なプログラムについては、あらたな傾向などは観測されなかった。ネット上からフリーウェアをインストールする際には、利用許諾を確認することが重要としている。

同社がまとめた2011年の検知マシン数は以下のとおり。

ウイルス

1位:Generic!atr
2位:W32/Conficker.worm.gen.a
3位:W32/Conficker.worm!job
4位:Generic PWS.ak
5位:PWS-Gamania.gen.a
6位:W32/Conficker.worm.a!a
7位:X97M/Laroux.e.gen
8位:Generic.dx
9位:Generic Autorun!inf.g
10位:New Autorun!inf.g

不審なプログラム

1位:Generic PUP.x
2位:Adware-OptServe
3位:Generic PUP.d
4位:Generic!atr
5位:RemAdm-VNCView
6位:MySearch
7位:Generic PUP.z
8位:MWS
9位:W32/Conficker.worm.gen.a
10位:W32/Conficker.worm!job

(Security NEXT - 2012/02/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知