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不正アクセスの届出が半減、改ざん被害の減少目立つ - IPA年間レポート

不正アクセスの届出件数は103件で、2010年の197件からほぼ半減した。届出のうち実際に被害のあったケースは59件で、2010年から約42%減少している。なかでも「ホームページ改ざん」が35件から13件に、「ファイルの書き換え」が20件から4件になるなど減少が目立っている。

原因としてもっとも多かったのは「ID・パスワード管理・設定の不備(15件)」で、「古いバージョン使用・パッチ未導入(12件)」「設定不備(11件)」と続くが、原因が特定できないケースが32件と半数近くを占めている。

また、法人や個人からの届出が減少する一方、教育、研究、公的機関からの届出が、2010年の19%から35%に増加している。

(Security NEXT - 2012/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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