Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

チェック・ポイント、外部通信するマルウェアの感染端末を特定できる新機能

チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは、組織のネットワークへ不正に侵入し、外部と通信するマルウェアへの対策に特化したソフトウェア「Anti-Bot SoftwareBlade」を発表した。

同製品は、同社セキュリティゲートウェイにおいて、必要に応じて機能を追加できる「ソフトウェアブレードアーキテクチャ」に対応したソフトウェア。

同社が独自に開発した検出エンジン「Multi-tier ThreatSpect」を搭載しており、ゲートウェイを通過するパケットについて、アクセス先のURLやIPアドレス、通信パターンなど解析。

不正サイトなど約2億5000万件のブラックリストや、約2000種類の疑わしいパターンがパケットに含まれないか検証して、感染端末を特定することができる。

マルウェアを検出した場合は、不正な通信の遮断や駆除を行うことが可能。ダッシュボード上に、情報漏洩など感染したマルウェアによる影響などを表示する。

また必要に応じてウイルス対策やURLフィルタリングなど他ソフトウェアと併用することが可能。併用により多層防御を実現できる。

(Security NEXT - 2011/10/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
「環境変数ファイル」など狙うマルウェア「Androxgh0st」
外部から見える脆弱性や闇ウェブ情報など監視するサービス
「VioStor NVR」の脆弱性に注意 - 「Mirai」亜種の拡大に悪用
フィールド実験で収集した顔写真などが流出した可能性 - 阪大
「ラピッドリセット攻撃」が発生 - 1秒間で約4億リクエスト
マルウェアによるアカウント情報の窃取 - 2割強の企業で
「CODE BLUE 2023」のタイムテーブル - 脆弱性関連の講演充実
国際連携でボットネット「QakBot」が解体 - 展開済みマルウェアに注意を
「ICTサイバーセキュリティ総合対策2023」を公表 - 総務省