Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ボットネットにも価格破壊の波 - 高機能ツールが約1000円でサポート付き

サイバー犯罪に利用されるボットネットにも、価格破壊の波が及んでいる。安価なツールが流通することで、マルウェアの増加につながるおそれがあるとの指摘がセキュリティベンダーから出ている。

G Data Softwareが、8月下旬に低価格のボットネット構築ツールを確認したもので、欧米のディスカウントストア「Aldi」のロゴなどがインタフェースや販売サイトに無断転用されていた。

「Aldiボット」は、欧米で逮捕者なども出した「Zeus」と一部類似した本格的なボットツール。感染PCの遠隔操作やファイル実行が可能で、「DDoS攻撃」やFirefoxのパスワード窃取といった機能を搭載している。

さらに開発者は、今後のアップデートでインスタントメッセンジャー「Pidgin」や自動ダウンローダー「jDownloader」のパスワード窃取といった機能を搭載すると予告している。

初期費用が10ユーロと安価な上に、開発者がC&Cサーバの構築支援などもサポートするとしており、技術を持たず、本来サイバー犯罪を行えない犯罪者にも活用されるおそれがある。

すでに5ユーロまで値下がりしており、G Dataでは、同ボットツールにより大量にマルウェアが作成され、配布されるおそれがあるとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2011/09/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

F5、ボットやDDoSへの対策備えたWAF - オプションでPWリスト攻撃にも対応
総務省と経産省、連携チームの成果を公表 - セキュリティ税制など
【特別企画】スマート家電のセキュリティ実情と課題、専門家が講演
「Drupal」脆弱性で感染を拡大するボット「Muhstik」見つかる
「セキュリティ・キャンプ全国大会2018」参加者募集がスタート
【特別企画】セキュアなIoT活用の重要性が問われる時代に - 安田浩氏
制御システムのセーフティとセキュリティ実現に向けたガイド - IPA
マルウェア亜種の減少傾向続く - マルウェアメールの割合は上昇
学内から外部に不正通信、マルウェア感染端末を特定できず - 成蹊中高
国内企業の2割、「DDoS」被害経験 - ランサムウェアは7%