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国産セキュリティ対策ソフト「FFR yarai」の新版が登場 - 脆弱性攻撃への防御を強化

フォティーンフォティ技術研究所(FFR)は、セキュリティ対策ソフトの新版「FFR yarai2.0」と管理コンソールの新版「FFR Enterprise Management Console2.0」をリリースした。

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感度設定に対応した「FFR yarai2.0」

同製品は、4種類のヒューリスティックエンジンを搭載し、パターンファイルに依存せず、未知のウイルスにも対応する国産セキュリティ対策ソフト。

最新版では、一部設計脆弱性防御機能を追加。「.NET user control」を利用した脆弱性攻撃に対応したほか、「PDFファイル」による脆弱性攻撃の検出機能を強化している。

さらに検出エンジンの詳細設定機能を用意しており、検出感度を調整可能。搭載する4種類の検出エンジンすべてのオンオフが選択できるようになった。

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「FFR Enterprise Management Console2.0」

またスケジュールスキャンやリアルタイムスキャン、クイックスキャンをより柔軟に利用できるよう改善。例外リストは、ファイル単位だけでなく、フォルダによる登録が可能となっている。

集中管理ツール「FFR Enterprise Management Console2.0」では、「FFR yarai」と「FFR yarai脆弱性防御機能」の一元管理に対応。NAT環境で利用可能となり、オフライン環境でもライセンスアクティベーションが行えるようにするなど機能を強化した。

「FFR yarai2.0」は、5台から導入することが可能。5台から99台まで導入した場合、ライセンス価格は9000円/台。2年目以降同額のアップデート料が必要。

(Security NEXT - 2011/08/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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