Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MSRTで偽システム修復ツール「FakeSysdef」に対応

日本マイクロソフトは、セキュリティ更新プログラムの公開にあわせ、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール(MSRT)」を更新した。

8月の更新では、2010年より出回っている「FakeSysdef」に対応した。同マルウェアは、システム修復ツールやデフラグツールなど装う偽セキュリティ対策ソフトの一種。

110811ms_01.jpg
偽ソフトの例(画像:Microsoft)

実際には存在しない不具合でユーザーを脅し、金銭を騙し取るもので、欧米中心に感染を広げているが、国内でも一部感染が見られるという。

またトロイの木馬である「Win32/Hiloti」にも対応した。日本マイクロソフトによれば、欧米で多く検知されているが、今のところ国内で感染の拡大などは見られないという。

(Security NEXT - 2011/08/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ウェブ経由のマルウェア、「WordPress」改ざんサイトから多数検知
教育新聞が改ざん被害 - 誘導先でマルウェア感染や情報窃取のおそれ
ウェブ閲覧中の偽警告画面に注意 - 8月だけで相談200件
「ウイルス検出」とだます偽警告への相談、引き続き増加傾向
音楽配信サービス「Spotify」に不正広告 - マルウェア感染報告も
不正サイトの検知数が上昇 - iPhone6便乗詐欺も
フィッシングサイトの割合が上昇 - お中元に便乗した詐欺サイトも
マルウェア拡散の踏み台にされる日本マンガ - 海賊版サイトに潜む危険
夏場にあわせて詐欺サイトも変化 - 水着通販の偽サイトも
6月は不正サイト検知数が微増 - 大きな変化見られず